札幌ラーメンを語る上で有名なのは西山仙治さんです。
満州から引き上げてきて
北海道に来てラーメンを始めた方です。
この方はだるま軒というラーメン屋さんと
製麺の両方をやっていました。
それが忙しくなってきて今度
富山の従兄弟である西山孝之、うちの初代社長を
呼んで製麺部門を担当させたんですね。
それが西山製麺の始まりです。
松田勘七さんの龍鳳というラーメン屋さんにも
うちの麺を納品させてもらってました。
龍鳳さんのところで弊社を知った
味の三平さんからの信用も頂き、
後に習った麺だけではなくて
独自のラーメンを作りたくてスープにこだわり、
麺にこだわり、味にこだわり、具剤にこだわり、
そういった中で味噌に合う麺を作れと言われたのが
初代の西山孝之なんですよ。
その味噌ラーメンに合う麺を作るのに
約3年間位かかってるんですね。
恐らく何百回と試作してると思います。
その過程の中でやはり味噌のこく、豚のゲンコツで取ったゼラチンの
濃いスープに合う麺ということでもって、ウェーブをつけたり、
小麦粉の中に普通は最初は寒水という水しかいれてなかったんですけれども
そこに卵を入れたり、という話も聞いてますね。
昭和30年頃の話ですね。
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