呉服の文化のように古き良き時代を伝えたい。輸入食材がありふれる中、日本料理の魅力を伝えたい。その中で、敷居 を高くせず、カジュアルでキチッとした基本の食事を食べていただきたい。そんな想いで生まれたのが「蕾亭」。【蕾】草冠に雷と書く。漢字に勢いを感じるで しょう。
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呉服の文化のように古き良き時代を伝えたい。輸入食材がありふれる中、日本料理の魅力を伝えたい。その中で、敷居 を高くせず、カジュアルでキチッとした基本の食事を食べていただきたい。そんな想いで生まれたのが「蕾亭」。【蕾】草冠に雷と書く。漢字に勢いを感じるで しょう。
日本の味を世界に伝えたいという想いがあります。ファーストフードが日本にもあたりまえになってきているこの時代 だからこそ寿司の素晴らしさを伝えたい。ワシントン桜祭りで、ニューヨークタイムズの記者がボクに聞くんです。【「嶋宮さんお寿司」と「回転寿司」とは何 が違うんですか?】と。答えは簡単です。回転寿司は、誰が食べるのかわからないが、ボクの寿司は目の前にいるあなたのために握る。寿司の素晴らしさを、北 海道札幌から世界へ向けて発信していく。
寿司は手で食べてもらった方が職人は嬉しい。元々すし屋には箸はなかった。時代の流れに乗って、お吸い物や刺身を 食べたりすることから箸が必要になってきた。手で食べる女性を見た時は、僕も気合が入る。粋を感じますよね。男が女をエスコートする時は、男は高いものを ガンガン食べるのが粋。
寿司は日本の食の国技だと思ってます。清潔・礼儀を基本に寿司は握ります。何年も修行をした職人が、目の前にいる お客様のために寿司を握ります。想いや愛情が入ってる寿司は、ほんとうにうまいです。お米とネタだけで作る寿司は、ごまかしがききません。寿司職人は正直 者にしかできない。単純な作業だけど、こんなにおいしいものはないと思います。それが寿司の魅力だと思います。