AIR-G’ラジオ番組「おいしい時間」ONAIR!(毎週日曜日 15:55~16:00)

【第76回月 part:③】動物たちの味覚 « HOME

2014 年 1 月 19 日放送内容

【第76回月 part:③】動物たちの味覚

ゲスト : 2014年1.2月放送ゲスト:北海道大学客員教授 旭山動物園元園長 小菅 正夫氏

201401-3
僕達の味覚は楽しむ為にありますよね。
動物達の味覚はそれを食べて大丈夫か毒か、それを確認する為に
味覚も嗅覚もあるんですよ。
僕達はほんとにね、「この渋さがいいね」なんて
気楽な事言ってますが彼らはそんなことは絶対言いません。カバの餌の食べ方なんかはねカバは割と雑食を食べても生きていけるというか
普通牛とかだと牧草やるでしょ、
彼等は牧草の周りに雑草があるので雑草でも喜んで食べるんですよ。
だから硬くても柔らかくても何でも良くて
僕達は気を使わなくなってね。
カバは何やっても食べるし太ってる!ってね。
カバの食べ方って掃除機で草を食べるように
見てるとゴボゴボゴボゴボ口の中に入っていくんだよね、
でもねある時ねそれをゲーッて出したの。
それから一切食べなくなったの。
そしたらその中に漢方のダイオウ(大黄)が入ってたの。
苦いやつ。たった1本。
あんなに大量に一気にガボガボ掃除機で吸う様に
ガボガボ入っていってると思われたカバが
ダイオウ1本で全部出してもう食わないの!
それが彼等の味覚なの。
命を守るために味覚が存在してるのね。
人間てこれは良薬だから、って言って口に入れてるでしょ、
彼等絶対そんなこと信じてないもんね。
ちょっとした違和感があったら全部出しちゃうの。
味覚の原点は僕はそこだと思う。

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