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【第43回月 part:②】ごまの歴史は紀元前 « HOME

2011 年 4 月 10 日放送内容

【第43回月 part:②】ごまの歴史は紀元前

ゲスト : 2011年4月放送ゲスト:竹本油脂㈱執行役員第一事業部長 牧野 龍夫 氏

1104-2
ごまは元々とアフリカのサバンナ地方が原産と言われておりまして
ナイル川流域で紀元前3,000年以上前から
ごまが栽培されているといわれております。
エジプトあたりでは食用油だとか精力の付く食品として
ごまが食べられていたという記録が残ってます。
ごまが初めて日本に入ってきたという歴史は
紀元前2,000年くらいには中国から日本に伝わってきたんだろうといわれてます。
ただ、その後殆ど普及しなくてなかなか一般の人の
目に付くようなものではなかったと言えます。


昔はやはり非常に貴重なものだったので値段も高かったですし
朝廷だとか一部のお坊さんだとか位の高い人達がとってたのがごまですね。
一般の庶民に根付いて広まっていくのは江戸時代に入ってからです。
元々は精進料理でごま油が使われています。
ごま豆腐なんかもそうですね。
昔675年に天武天皇が殺生、肉食というのを禁じたのですね。
そういう時にそういった精進料理というのが出て来るんですけれども
それにごまが使われていたというところですね。
そこからある程度ごまが日本に普及していくんですけれども
一般庶民に広まるまでには江戸時代入ってからごまの栽培というのが
だんだんだんだん広まってって
広く庶民にいきわたるようになってきた、という歴史がありますね。

ごまを使った言葉がいくつかありますが
「誤魔化す」
の諸説のひとつにごまを使うとなんでもおいしくなる
ということで味を誤魔化すという、
これはどちらかというといい意味ですよね。

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